Amazon Braket SDKをインストールし、Jupyter Notebookで量子回路を実行する
この記事ではAWSが提供する量子コンピューティングSDKである、Amazon Braket SDKをインストールし、Jypyter Notebook上で実行する方法について、説明します。
Amazon Braket学習コース
本記事で言及されている、Amazon Braketについてより深く学びたい方へ、Amazon Braket学習コースの紹介です。
量子コンピュータやAWSの知識が無い方でも学び始められ、最終的には量子機械学習についても学べます。 こちらも利用し、量子技術のスキルを身につけましょう!
Amazon Braket SDKをインストールし、Jupyter Notebookで量子回路を実行する
Amazon Braket SDKはAWSが提供する量子コンピューティングSDKで、pythonにより実行可能です。このSDKにより量子回路の記述や、実行が可能となります。
Amazon Braket SDKはAmazon Braket NotebookというAWS上のJupyter Notebookインスタンスから簡単に実行可能ですが、今回はこのAmazon Braket SDKを自分のPCや、サーバに直接インストールして実行する方法について説明します。
環境はWindows 10で、pythonはPython 3.9.9を利用しています。
まずはうまくいかなかった例についてです。
以下コマンドでAmazon Braket SDKをインストールしました。
pip install amazon-braket-sdk[braket-air,notebook]
jupyter notebook
コマンドで環境を起動後、以下コードを実行してみます。
from braket.circuits import Circuit
from braket.devices import LocalSimulator
circuit = Circuit().h(0).measure(0)
device = LocalSimulator()
result = device.run(circuit, shots=1000).result()
counts = result.measurement_counts
print(counts)
結果は以下のようなエラーメッセージで失敗します。
ModuleNotFoundError: No module named 'braket'
次に成功例を記載します。以下で環境を用意します。
pip install amazon-braket-sdk notebook
jupyter notebook
コマンドで環境を起動後、同じコードを実行してみます。
すると以下の様に表示され、無事量子回路が実行されていることが確認できました。
Counter({'0': 515, '1': 485})
Amazon Braket学習コース
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